声の国語辞典


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MyWord対応「声の国語辞典」

国語辞典を点字本にすると、五十巻にもわたる膨大なものになります。
声の国語辞典は三省堂「新明解国語辞典」(約六万八千語収録)を瞬時に
しかも簡単に引くことができるMyWordのオプションソフトです。
お知らせ

声の国語辞典がMyDicに対応しました。MyDicをお使いのかたは、部分一致検索などMyDicの機能が使用できます。

MyDicから声の国語辞典のCDをそのまま検索できます。

国語辞典を頻繁に使用されるかたは、MyDicへのキャッシュ登録をおすすめします。

機能仕様
日本語変換中の注目文節から国語辞典を引く

文書中の用語を自動解析して国語辞典を引く

文書中の用語を指定して国語辞典を引く

用語の先頭や末尾の文字だけを指定して国語辞典を引く

辞書を前後にめくる

辞書の履歴検索・あいまい語検索


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価格
声の国語辞典 (MyDic対応版) 15,000円(税込み15,750円)

※MyWord Vをご購入のかたには、国語辞典を無料でお付けしております。国語辞典をご検討中のかたは、MyWord Vも合わせてご検討ください。


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動作環境
PC-Talker、PC-Talker XPまたはVDM100W、VDMW300が動作する環境でご利用いただけます。

MyWordをお使いのかたは、MyWordから簡単に呼び出すことが可能です。


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詳細説明
日本語変換や文書中から瞬時にしかも簡単に使える国語辞典は、長年にわたって多くの方々にご利用いただいております。

この案内では、実際に国語辞典を使った感じを再現しながら国語辞典のすばらしさをお伝えします。

まず、はじめに、この「声の国語辞典」について、簡単にご説明いたします。

ワープロで、文書を作成するとき、まず使うのは、「日本語変換」です。

PC-TalkerやMyWordでは、日本語変換用辞書として、「ATOK」や「MS-IME」が使用できますが、今回さらに、「声の国語辞典」が加わって、辞書機能が、より一層充実しました。

「声の国語辞典」の原本は、高校生の学習用教材として、もっとも評判の高い、三省堂の「新明解国語辞典」です。

「新明解国語辞典」の初版は、昭和47年で、その後、版を重ねて、現在では、第4版に至っています。

「声の国語辞典」の特長は、特別の検索用ドライブを必要としないこと、作成中の文書上や日本語変換から、簡単な操作で、瞬時に検索が可能なことです。

日本語変換にCD-ROMが必要ないのと同じように、「声の国語辞典」でも面倒なCD-ROMの差し替えなどは必要ありません。

この国語辞典に収載されている用語の数は、約6万9千語です。

編集者は「金田一京助」・「金田一春彦」・「見坊豪紀(ケンボウ ヒデトシ)」・「柴田武」・「山田忠雄」の諸先生方で、発行所は三省堂です。

なお、操作コマンドは、フルキーで説明しておりますが、点字コマンドも同時にご利用いただけます


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目次
第1章 国語辞典の検索

1-1 見出し語一覧について

1-2 読みを入力して、国語辞典を検索する

1-3 日本語変換から、国語辞典を検索する

1-4 カーソル位置から、国語辞典を検索する

1-5 範囲を指定して、国語辞典を検索する

第2章 用語の解説文の見方と利用法

2-1 解説文の画面表示と、使用可能なコマンド

2-2 用語の解説文の表記法

2-3 解説文の利用法

第3章 ヘルプ機能について


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第1章 国語辞典の検索
「声の国語辞典」の検索法には、「読みを入力して検索」、「日本語変換の注目文節から検索」「カーソル位置から検索」、「範囲を指定する検索」の、4種類があります。
この章では、それぞれの検索法を、具体的な例をあげて説明しますが、まず、はじめに、全ての検索の基本になる、「見出し語一覧」について説明します。


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1-1 見出し語一覧について
国語辞典の検索で、まず最初に表示されるのが、「見出し語一覧」です。
この見出語一覧は、どの検索法を実行しても、必ず表示される重要なものです。

1-1-1 見出し語一覧の表示法

@まず、国語辞典の呼び出しコマンドを入力します。

A次に、「国語辞典読み方」といったところで、例えば、ひらがなで、「さいこう」と、入力し、検索を実行します。

Bこれで、「見出し語9件ふたたびの「再」、考えるの「考」」というガイド音声で、ウインドの中に、9件の同音異義語が、縦に一覧表示されます。

1-1-2.一覧表示の確認法

@ 一覧表示された用語は、または、下矢印で下に移動し、上矢印で上に戻ります。

A情報読みのコマンド、を実行しますと例えば「9件中5件目」のようなガイド音声で、詳しく読み上げます。

B 選択中の見出し語を、詳細読みで順に読ませる機能もあります。

C目的の用語を選択し、Enterで決定すると、その用語の解説文が表示されます。


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1-2.読みを入力して、国語辞典を検索する
用語の読みを入力して、国語辞典の検索ができます。

「通常検索」、「前方一致検索」、「後方一致検索」の、3種類があります。

1-2-1.読みを入力する際の注意事項
読みに使用する文字種は、「かな」、「漢字」、「漢字混じり」の、3種類です。

1-2-2.通常検索
通常検索とは、検索語の読みを、すべて入力し、見出し語一覧から、目的の用語を選択する方法です。

例えば、ひらがなで、「こうかい」と、入力すると、公に開く「公開」、公の海の「公海」、船の「航海」など、8件の同音異義語が、表示されます。

これらを、漢字で入力すれば、1度で検索できます。

なお、国語辞典の解説文の見方については、第2章で説明します。

1-2-3.前方一致検索
前方一致検索とは、用語の読みのうち、先頭から、何文字かと、*(アスタリスク)を入力して検索する方法です。

同じ読み方で始まる用語などを、調べることができるほか、漢字を入力すれば、同じ漢字で始まる用語を絞り込んで検索することができます。

例えば、ひらがなで、「ふくし*」と入力すると、「福祉」、「複写」、「復習」など、23件を検索します。

カタカナの外来語なども、ひらがなで入力できます。

「ほわいと*」と入力すると、「ホワイトカラー」、「ホワイトハウス」など、5件を検索します。

また、漢字で、日本国の「日本*」と入力すると、「日本人」、「日本語」、「日本銀行」など、21件を検索します。

1-2-4.後方一致検索
後方一致検索とは、用語の前の部分を忘れたときや、同じ漢字で終わる用語を検索する機能で、最後の何文字かの前に、「*」を入力して検索します。

例えば、ひらがなで、「*こばん」と入力すると、「小判」、「太鼓判」、「猫に小判」、「文庫版」など、4件を検索します。

また、漢字で、「*学校」と入力すると、「中学校」、「高等学校」、「盲学校」など、18件を検索します。

※漢字の前方一致や、後方一致機能を活用すれば、漢字や熟語が、どのように利用されているかを学習したり、「*酒」で検索すれば酒の種類、「*人種」なら人種、などのように、分類別に、絞り込むこともできます。


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1-3.日本語変換の、注目文節から、国語辞典を検索する
文書を作成しているとき、日本語変換辞書を使って、反転表示された、注目文節の意味を、調べたいときがあります。

例えば、「せいちょうする」を変換し、候補群の中にある、体が育つ「成長する」と、草花などが育つ「生長する」の、使い分けを知るためには、それぞれが注目文節、つまり反転表示されているとき、このコマンドを実行すれば、両者の違いを知ることができます。


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1-4.カーソル位置から、国語辞典を検索する
作成中の文書、または、国語辞典の解説文中にある、任意の用語の頭に、カーソルを移動し、検索することができます。

但し、この検索では、用語の長さに、決まったものが無く、自動的に照合して、該当する用語を検索します。

例えば、作成中の文書に、「昨年社団法人として認可されました」という文章が、あったとします。

「社団法人」の意味を知るには、カーソルを、「社団法人」の「社」の上に移動し、コマンドを実行すると、見出し語一覧に、「社団法人」、「社団」、「社」など、5件が表示されます。

最初の社団法人で、Enterを押せば、目的の解説文が表示されます。

※カーソル位置からの検索は、国語辞典の意味からも、自由に検索することができます。

国語辞典の、意味から意味へ、気軽に移り、用語を調べることで、たくさんの用語を知ることができ、知らず知らずのうちに、文章の表現力が身に付きます。また、知っている用語も、国語辞典で調べることで、違った表現方法を、身につけることもできます。

※文書から辞書を検索するときは、曖昧な表現も自動的に判断して検索します。

例えば、「取り締まり」、「取締り」、「取締」と送りがなの異なる言葉でも同じ意味としてとらえ自動的に検索します。

仮に今、国語辞典が起動していれば、上記の言葉はもちろん、お好みのカーソル位置から、瞬時に国語辞典を引くことが可能となります。


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1-5.範囲を指定して、国語辞典を検索する
用語の、始点と終点を指定して、国語辞典の検索ができます。

但し、指定した範囲内の文字を、1つの用語として、検索するとは限りません。

用語の先頭から、見出し語に、該当するものを集め、一覧します。

この検索法は、読めない用語などを調べるときに、便利です。

MyWord以外のアプリケーションからは、先に文字列を選択してからコマンドを実行します。

また、以上に述べた検索法で、用語の解説文を参照し、編集画面に戻った後でも、もう1度、元の解説文画面を、簡単に呼び出すことができます。

このコマンドで、現在の編集画面から、直前に検索した用語の解説文へ、ジャンプできます。


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第2章用語の解説文の見方と利用法
国語辞典の検索法には、「読みを入力して検索」、「日本語変換から検索」、「カーソル位置から検索」、「範囲を指定して検索」の、4種類があることは、すでに、第1章で説明しました。

そして、いずれの検索法でも、まず、「見出し語一覧」が表示されることや、その操作法についても、説明済みです。

この章では、検索した用語の、解説文の見方と、利用法について、具体例をあげて説明いたします。


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2-1.解説文の画面表示と、使用可能なコマンド
2-1-1.検索した用語の画面表示
国語辞典で検索した、用語の解説文は、編集画面から切り替わった、国語辞典のウインドに、表示されます。

2-1-2.用語の解説画面上で使用可能なコマンド
画面上に検索表示した辞書の内容は、「拡大画面」、「1文字読み」、「1行読み」、「全文読み」など、MyEditの編集画面で使用する、全てのコマンドを使って内容が確認できます。

また、カーソル移動や、全文読み中の、ジャンプコマンドなども、すべて使えます。

但し、「文字挿入」や「削除」、「移動」など、記載内容を変更してしまうコマンドと、内容の「保存」、「複写」、などに関するコマンドは、使用できません。

2-1-3.用語の解説文中だけで使用する、特殊コマンド
@解説文画面のページめくり

このコマンドは、次の見出し語と、前の見出し語へ、ちょうど国語辞典のページを1ページごとめくるように動作します。

Aすでに検索ずみの解説文の呼び戻し

このコマンドは、すでに検索済みの、用語の解説文を、もう1度、読みたいときに、使います。そして、コマンドを反復すれば、20回まで、順に、さかのぼることができます。

B解説文から、直前の見出語一覧に戻る

このコマンドは、用語の解説文から、直前の見出し語一覧に戻ります。

C国語辞典を終了して解説文から、直前に作成中の文書画面に戻る

このコマンドは、国語辞典を終了し、現在の解説文画面から、直前に作成していた、文書画面にもどります。

実際には、国語辞典は常駐して、直前に呼び出されたアプリケーションにもどる動作をします。


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2-2.用語の解説文の表記法
ここでは、画面上に検索した用語の、解説文の表記法について、具体例的な例をあげて説明します。

2-2-1.解説文中の記号について
国語辞典の原本には、各種の記号や、略語が数多く使われていて、これらを、そのまま読ませたのでは、理解するのも大変です。

「声の国語辞典」では、これらを聞き取りやすく、するために、たくさん改良を加えています。

2-2-2.漢字のみで表記する用語の例
まず、ひらがなで、「じょうほう」と、読みを入力し、Enterを押すと、定められた法の「定法」、情報社会の「情報」、かけ算の「乗法」の、3件の見出し語一覧が、表示されます。

ここで、2番目の、情報社会の「情報」を選択すると、「読み、じょうほう」という、ガイド音声と共に解説文が表示されます。

念のため、カーソルで、1文字ずつ、たどってみてください。

ひらがなの、「じょう」と、「ほう」の間には、スペースがあり、これが、漢字、1文字ずつの、読みの区切を、表わしています。

2行目は、漢字の行で、「漢字」という、見出しの後に、「情報」という漢字を、正書法で、表示しています。

3行目の先頭には、「意味」という、見出しがあり、@ Aなどの番号を使った説明文が、7行目まで、続いています。

次の8行目からは、「その他」という見出しで、参考事項を、記載しています。

ここには、「最重要語」であること、「アクセント」は、2拍以降で、歴史的仮名遣いとして、「ジヤウ―」などと、記載しています。

なお、「最重要語」や、「アクセント記号」などは、外字を作り、それに音声を付けたものです。

2-2-3.送りがなを使った用語の例
用語の中には、漢字だけでなく、送りがなを含む場合があります。

まず、ひらがなで、「とりしまり」と入力し、見出し語一覧の、2件のうち、最初の、取るの後ろに「り」、締まるの後ろに「まり」がついた、「取り締まり」を選択し、解説文を表示させます。

1行目の読みの行は、ひらがなで、「とり」スペース「しまり」となっています。

次の、漢字の行は、3行に分かれていて、漢字の正書法が、3通りあることが分ります。

漢字1は、取るの後ろに「り」、締まるの後ろに「まり」が付いた、「取り締まり」となっていて、送りがなが、3文字ついています。

漢字2は、締まるの後ろに「り」がついた、「取締り」で、送りがなは、「り」だけです。

漢字3は、送りがなが無く、「取締」という漢字、2文字だけです。

以上のように、動詞の場合、正しい送りがなは、「り」と「まり」の3文字ですが、「取り」の後ろの「り」と、「締まり」の後ろの「ま」を省略して、「り」1文字だけでも、かまわないということが分かります。

そして、名詞形では、漢字2文字で、送りがなは、必要ありません。

5行目からは、意味と、その他の行ですが、後は、省略します。

2-2-4.ひらがなで表記する用語の例
用語の中には、漢字を使用せず、ひらがな表記のものもあります。

まず、「はびこる」と、ひらがなで入力し、検索すると、見出し語一覧には、1件しかないので、そのまま、解説文を表示させます。

1行目の、読みの行は、「はびこ・(ナカテン)る」と、なっており、中点で「語幹」と「語尾」が、区別できます。

「はびこる」には、漢字の正書法がないので、2行目から5行目までは、意味の行になっています。

そして、6行目以降が、その他の行です。


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2-3.解説文の利用法
国語辞典の解説文は、単に表示画面を読み上げるだけでなく、文書編集画面上に引用することもできます。

2-3-1.文書画面への引用
国語辞典の解説文を、文書編集画面に引用するには、クリップボードを利用します。


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第3章ヘルプ機能について
MyWordII用「声の国語辞典」のヘルプには、このソフトの使用法と、原本の「新明解国語辞典」の内容、編集方針、付表、付録などを、詳しく解説しています。


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3-1.ヘルプの呼び出し
国語辞典のヘルプは、文書画面からではなく、必ず、用語、解説の画面から、呼び出します。

ヘルプ目次の内容は、「国語辞典の使い方」、「国語辞典について」、「記号・略語表」、「編集方針」、「付表」、「国民の祝・記念日」、「二十四気」、「計量単位」、「標準アクセントへの手引き」の9項目です。


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3-2.説明文内での操作法
参照したい目次でEnterを押すと、説明文を読み上げます。


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●補足動作環境など
声の国語辞典は以下の環境で動作します

PC-Talkerまたは、VDM100Wが起動していること。

PC-Talker XPまたは、VDMW300が起動していること。


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●おわりに
以上で、MyWordシリーズ「声の国語辞典」の説明とご案内を終わります。

MyWordシリーズや他のアプリケーションの操作中にも簡単に使えて、しかも便利なこの 「声の国語辞典」は、辞書を引く煩わしさを、感じさせません。

気軽に辞書を検索してみると、また違った言葉の意味を、発見できるかも知れません。

辞書を引くのが楽しくなったり、知らない間に、文章の表現力が豊かになったりと、きっと皆様のお役   声の国語辞典

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まず、はじめに、この「声の国語辞典」について、簡単にご説明いたします。

ワープロで、文書を作成するとき、まず使うのは、「日本語変換」です。

PC-TalkerやMyWordでは、日本語変換用辞書として、「ATOK」や「MS-IME」が使用できますが、今回さらに、「声の国語辞典」が加わって、辞書機能が、より一層充実しました。

「声の国語辞典」の原本は、高校生の学習用教材として、もっとも評判の高い、三省堂の「新明解国語辞典」です。

「新明解国語辞典」の初版は、昭和47年で、その後、版を重ねて、現在では、第4版に至っています。

「声の国語辞典」の特長は、特別の検索用ドライブを必要としないこと、作成中の文書上や日本語変換から、簡単な操作で、瞬時に検索が可能なことです。

日本語変換にCD-ROMが必要ないのと同じように、「声の国語辞典」でも面倒なCD-ROMの差し替えなどは必要ありません。

この国語辞典に収載されている用語の数は、約6万9千語です。

編集者は「金田一京助」・「金田一春彦」・「見坊豪紀(ケンボウ ヒデトシ)」・「柴田武」・「山田忠雄」の諸先生方で、発行所は三省堂です。

なお、操作コマンドは、フルキーで説明しておりますが、点字コマンドも同時にご利用いただけます


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目次
第1章 国語辞典の検索

1-1 見出し語一覧について

1-2 読みを入力して、国語辞典を検索する

1-3 日本語変換から、国語辞典を検索する

1-4 カーソル位置から、国語辞典を検索する

1-5 範囲を指定して、国語辞典を検索する

第2章 用語の解説文の見方と利用法

2-1 解説文の画面表示と、使用可能なコマンド

2-2 用語の解説文の表記法

2-3 解説文の利用法

第3章 ヘルプ機能について


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第1章 国語辞典の検索
「声の国語辞典」の検索法には、「読みを入力して検索」、「日本語変換の注目文節から検索」「カーソル位置から検索」、「範囲を指定する検索」の、4種類があります。
この章では、それぞれの検索法を、具体的な例をあげて説明しますが、まず、はじめに、全ての検索の基本になる、「見出し語一覧」について説明します。


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1-1 見出し語一覧について
国語辞典の検索で、まず最初に表示されるのが、「見出し語一覧」です。
この見出語一覧は、どの検索法を実行しても、必ず表示される重要なものです。

1-1-1 見出し語一覧の表示法

@まず、国語辞典の呼び出しコマンドを入力します。

A次に、「国語辞典読み方」といったところで、例えば、ひらがなで、「さいこう」と、入力し、検索を実行します。

Bこれで、「見出し語9件ふたたびの「再」、考えるの「考」」というガイド音声で、ウインドの中に、9件の同音異義語が、縦に一覧表示されます。

1-1-2.一覧表示の確認法

@ 一覧表示された用語は、または、下矢印で下に移動し、上矢印で上に戻ります。

A情報読みのコマンド、を実行しますと例えば「9件中5件目」のようなガイド音声で、詳しく読み上げます。

B 選択中の見出し語を、詳細読みで順に読ませる機能もあります。

C目的の用語を選択し、Enterで決定すると、その用語の解説文が表示されます。


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1-2.読みを入力して、国語辞典を検索する
用語の読みを入力して、国語辞典の検索ができます。

「通常検索」、「前方一致検索」、「後方一致検索」の、3種類があります。

1-2-1.読みを入力する際の注意事項
読みに使用する文字種は、「かな」、「漢字」、「漢字混じり」の、3種類です。

1-2-2.通常検索
通常検索とは、検索語の読みを、すべて入力し、見出し語一覧から、目的の用語を選択する方法です。

例えば、ひらがなで、「こうかい」と、入力すると、公に開く「公開」、公の海の「公海」、船の「航海」など、8件の同音異義語が、表示されます。

これらを、漢字で入力すれば、1度で検索できます。

なお、国語辞典の解説文の見方については、第2章で説明します。

1-2-3.前方一致検索
前方一致検索とは、用語の読みのうち、先頭から、何文字かと、*(アスタリスク)を入力して検索する方法です。

同じ読み方で始まる用語などを、調べることができるほか、漢字を入力すれば、同じ漢字で始まる用語を絞り込んで検索することができます。

例えば、ひらがなで、「ふくし*」と入力すると、「福祉」、「複写」、「復習」など、23件を検索します。

カタカナの外来語なども、ひらがなで入力できます。

「ほわいと*」と入力すると、「ホワイトカラー」、「ホワイトハウス」など、5件を検索します。

また、漢字で、日本国の「日本*」と入力すると、「日本人」、「日本語」、「日本銀行」など、21件を検索します。

1-2-4.後方一致検索
後方一致検索とは、用語の前の部分を忘れたときや、同じ漢字で終わる用語を検索する機能で、最後の何文字かの前に、「*」を入力して検索します。

例えば、ひらがなで、「*こばん」と入力すると、「小判」、「太鼓判」、「猫に小判」、「文庫版」など、4件を検索します。

また、漢字で、「*学校」と入力すると、「中学校」、「高等学校」、「盲学校」など、18件を検索します。

※漢字の前方一致や、後方一致機能を活用すれば、漢字や熟語が、どのように利用されているかを学習したり、「*酒」で検索すれば酒の種類、「*人種」なら人種、などのように、分類別に、絞り込むこともできます。


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1-3.日本語変換の、注目文節から、国語辞典を検索する
文書を作成しているとき、日本語変換辞書を使って、反転表示された、注目文節の意味を、調べたいときがあります。

例えば、「せいちょうする」を変換し、候補群の中にある、体が育つ「成長する」と、草花などが育つ「生長する」の、使い分けを知るためには、それぞれが注目文節、つまり反転表示されているとき、このコマンドを実行すれば、両者の違いを知ることができます。


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1-4.カーソル位置から、国語辞典を検索する
作成中の文書、または、国語辞典の解説文中にある、任意の用語の頭に、カーソルを移動し、検索することができます。

但し、この検索では、用語の長さに、決まったものが無く、自動的に照合して、該当する用語を検索します。

例えば、作成中の文書に、「昨年社団法人として認可されました」という文章が、あったとします。

「社団法人」の意味を知るには、カーソルを、「社団法人」の「社」の上に移動し、コマンドを実行すると、見出し語一覧に、「社団法人」、「社団」、「社」など、5件が表示されます。

最初の社団法人で、Enterを押せば、目的の解説文が表示されます。

※カーソル位置からの検索は、国語辞典の意味からも、自由に検索することができます。

国語辞典の、意味から意味へ、気軽に移り、用語を調べることで、たくさんの用語を知ることができ、知らず知らずのうちに、文章の表現力が身に付きます。また、知っている用語も、国語辞典で調べることで、違った表現方法を、身につけることもできます。

※文書から辞書を検索するときは、曖昧な表現も自動的に判断して検索します。

例えば、「取り締まり」、「取締り」、「取締」と送りがなの異なる言葉でも同じ意味としてとらえ自動的に検索します。

仮に今、国語辞典が起動していれば、上記の言葉はもちろん、お好みのカーソル位置から、瞬時に国語辞典を引くことが可能となります。


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1-5.範囲を指定して、国語辞典を検索する
用語の、始点と終点を指定して、国語辞典の検索ができます。

但し、指定した範囲内の文字を、1つの用語として、検索するとは限りません。

用語の先頭から、見出し語に、該当するものを集め、一覧します。

この検索法は、読めない用語などを調べるときに、便利です。

MyWord以外のアプリケーションからは、先に文字列を選択してからコマンドを実行します。

また、以上に述べた検索法で、用語の解説文を参照し、編集画面に戻った後でも、もう1度、元の解説文画面を、簡単に呼び出すことができます。

このコマンドで、現在の編集画面から、直前に検索した用語の解説文へ、ジャンプできます。


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第2章用語の解説文の見方と利用法
国語辞典の検索法には、「読みを入力して検索」、「日本語変換から検索」、「カーソル位置から検索」、「範囲を指定して検索」の、4種類があることは、すでに、第1章で説明しました。

そして、いずれの検索法でも、まず、「見出し語一覧」が表示されることや、その操作法についても、説明済みです。

この章では、検索した用語の、解説文の見方と、利用法について、具体例をあげて説明いたします。


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2-1.解説文の画面表示と、使用可能なコマンド
2-1-1.検索した用語の画面表示
国語辞典で検索した、用語の解説文は、編集画面から切り替わった、国語辞典のウインドに、表示されます。

2-1-2.用語の解説画面上で使用可能なコマンド
画面上に検索表示した辞書の内容は、「拡大画面」、「1文字読み」、「1行読み」、「全文読み」など、MyEditの編集画面で使用する、全てのコマンドを使って内容が確認できます。

また、カーソル移動や、全文読み中の、ジャンプコマンドなども、すべて使えます。

但し、「文字挿入」や「削除」、「移動」など、記載内容を変更してしまうコマンドと、内容の「保存」、「複写」、などに関するコマンドは、使用できません。

2-1-3.用語の解説文中だけで使用する、特殊コマンド
@解説文画面のページめくり

このコマンドは、次の見出し語と、前の見出し語へ、ちょうど国語辞典のページを1ページごとめくるように動作します。

Aすでに検索ずみの解説文の呼び戻し

このコマンドは、すでに検索済みの、用語の解説文を、もう1度、読みたいときに、使います。そして、コマンドを反復すれば、20回まで、順に、さかのぼることができます。

B解説文から、直前の見出語一覧に戻る

このコマンドは、用語の解説文から、直前の見出し語一覧に戻ります。

C国語辞典を終了して解説文から、直前に作成中の文書画面に戻る

このコマンドは、国語辞典を終了し、現在の解説文画面から、直前に作成していた、文書画面にもどります。

実際には、国語辞典は常駐して、直前に呼び出されたアプリケーションにもどる動作をします。


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2-2.用語の解説文の表記法
ここでは、画面上に検索した用語の、解説文の表記法について、具体例的な例をあげて説明します。

2-2-1.解説文中の記号について
国語辞典の原本には、各種の記号や、略語が数多く使われていて、これらを、そのまま読ませたのでは、理解するのも大変です。

「声の国語辞典」では、これらを聞き取りやすく、するために、たくさん改良を加えています。

2-2-2.漢字のみで表記する用語の例
まず、ひらがなで、「じょうほう」と、読みを入力し、Enterを押すと、定められた法の「定法」、情報社会の「情報」、かけ算の「乗法」の、3件の見出し語一覧が、表示されます。

ここで、2番目の、情報社会の「情報」を選択すると、「読み、じょうほう」という、ガイド音声と共に解説文が表示されます。

念のため、カーソルで、1文字ずつ、たどってみてください。

ひらがなの、「じょう」と、「ほう」の間には、スペースがあり、これが、漢字、1文字ずつの、読みの区切を、表わしています。

2行目は、漢字の行で、「漢字」という、見出しの後に、「情報」という漢字を、正書法で、表示しています。

3行目の先頭には、「意味」という、見出しがあり、@ Aなどの番号を使った説明文が、7行目まで、続いています。

次の8行目からは、「その他」という見出しで、参考事項を、記載しています。

ここには、「最重要語」であること、「アクセント」は、2拍以降で、歴史的仮名遣いとして、「ジヤウ―」などと、記載しています。

なお、「最重要語」や、「アクセント記号」などは、外字を作り、それに音声を付けたものです。

2-2-3.送りがなを使った用語の例
用語の中には、漢字だけでなく、送りがなを含む場合があります。

まず、ひらがなで、「とりしまり」と入力し、見出し語一覧の、2件のうち、最初の、取るの後ろに「り」、締まるの後ろに「まり」がついた、「取り締まり」を選択し、解説文を表示させます。

1行目の読みの行は、ひらがなで、「とり」スペース「しまり」となっています。

次の、漢字の行は、3行に分かれていて、漢字の正書法が、3通りあることが分ります。

漢字1は、取るの後ろに「り」、締まるの後ろに「まり」が付いた、「取り締まり」となっていて、送りがなが、3文字ついています。

漢字2は、締まるの後ろに「り」がついた、「取締り」で、送りがなは、「り」だけです。

漢字3は、送りがなが無く、「取締」という漢字、2文字だけです。

以上のように、動詞の場合、正しい送りがなは、「り」と「まり」の3文字ですが、「取り」の後ろの「り」と、「締まり」の後ろの「ま」を省略して、「り」1文字だけでも、かまわないということが分かります。

そして、名詞形では、漢字2文字で、送りがなは、必要ありません。

5行目からは、意味と、その他の行ですが、後は、省略します。

2-2-4.ひらがなで表記する用語の例
用語の中には、漢字を使用せず、ひらがな表記のものもあります。

まず、「はびこる」と、ひらがなで入力し、検索すると、見出し語一覧には、1件しかないので、そのまま、解説文を表示させます。

1行目の、読みの行は、「はびこ・(ナカテン)る」と、なっており、中点で「語幹」と「語尾」が、区別できます。

「はびこる」には、漢字の正書法がないので、2行目から5行目までは、意味の行になっています。

そして、6行目以降が、その他の行です。


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2-3.解説文の利用法
国語辞典の解説文は、単に表示画面を読み上げるだけでなく、文書編集画面上に引用することもできます。

2-3-1.文書画面への引用
国語辞典の解説文を、文書編集画面に引用するには、クリップボードを利用します。


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第3章ヘルプ機能について
MyWordII用「声の国語辞典」のヘルプには、このソフトの使用法と、原本の「新明解国語辞典」の内容、編集方針、付表、付録などを、詳しく解説しています。


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3-1.ヘルプの呼び出し
国語辞典のヘルプは、文書画面からではなく、必ず、用語、解説の画面から、呼び出します。

ヘルプ目次の内容は、「国語辞典の使い方」、「国語辞典について」、「記号・略語表」、「編集方針」、「付表」、「国民の祝・記念日」、「二十四気」、「計量単位」、「標準アクセントへの手引き」の9項目です。


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3-2.説明文内での操作法
参照したい目次でEnterを押すと、説明文を読み上げます。


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●補足動作環境など
声の国語辞典は以下の環境で動作します

PC-Talkerまたは、VDM100Wが起動していること。

PC-Talker XPまたは、VDMW300が起動していること。


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●おわりに
以上で、MyWordシリーズ「声の国語辞典」の説明とご案内を終わります。

MyWordシリーズや他のアプリケーションの操作中にも簡単に使えて、しかも便利なこの 「声の国語辞典」は、辞書を引く煩わしさを、感じさせません。

気軽に辞書を検索してみると、また違った言葉の意味を、発見できるかも知れません。

辞書を引くのが楽しくなったり、知らない間に、文章の表現力が豊かになったりと、きっと皆様のお役に立てると思います。


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に立てると思います。


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